感染拡大第7波という報道にゾッとしながら、なんとしても今回は実現させる!とメンバー一同でがんばりました。
幸い、行動制限という怖いワードもあまり聞かれず、GOサインです!
椅子同士の間隔を少しずつ空け、でも満員御礼で大勢のお客様。
バリより暑い大阪での3年ぶりの影絵芝居公演、大盛況でした。

公演に先立ち、在大阪インドネシア共和国総領事館の美しいDiana総領事様から、ご祝辞をいただきました。
日本人ダランに、そして日本で初めて見るバリのWayang Kulitの活動にかなり驚かれたようで、素晴らしい賛辞をくださり、光栄でした。

毎回遠方からお越しくださるリピーターのお客様に加え、今回初めてでバリ芸能をご存じないお客様もたくさんおられて、解説を載せたパンフレットも配布し、いつもより丁寧に上演の流れや登場する人形についての事前レクチャーをします。



灯りを落として上演開始。
なんと美しい。
演奏をしているとスクリーンの前に座ることは叶わないけれど、一度じっくり前から観たいものです。
裏からはお人形の彩色が見られて、別の美しさが楽しめます。

ご来場くださったジャワのふたりのダランやインドネシア総領事館からの6名を意識して、インドネシア語もふんだんに、そして大阪をスペシャルな地域と認識し準備されている梅田ダラン。
観客の皆さまは気合いたっぷりの熱演にあっという間に引き込まれ、歌や語りに陶酔したり、大爆笑も何度も沸き起こります。
「大阪の人は笑ってほしいところでは笑ってくれず、笑ってほしくないところで笑うんだよ~」という東京出身のダランの心からのセリフには、ひときわ大きな笑いの渦が~^^
国籍や世代を超えて、シニアも子どもたちも理屈抜きに楽しんで、あっという間の2時間余り。
終演後、皆さま近寄って人形に触れてみたり、写真を撮ったり。
美しい皮の細かい細工は素晴らしい美術品でもあります。


今回のガムランセットはこちら。


2013年から梅田ダラン直々にお稽古をつけていただき始めて、もう10年目。
ゆっくりですが、少しずつ即興性豊かなダランの気持ちに瞬時に沿える伴奏ができるようになってきたように思います。
とは言えまだまだ一瞬の判断の迷い、優柔不断さから伴奏事故が起きます。
でもそのスリルがたまらん~

楽し~

、やめられまへんな!
記念撮影。

そして、ささやかな打ち上げ。
ひとりも欠けることなく全員参加で臨めたことに、まずは乾杯

次はまた2年後でしょうか?
より進化したパフォーマンスを披露できるように、まだまだ精進は続きます。
公演後「緩やかな時間の流れ、そして桟敷席で子どもたちがのんびり寛ぎ、明るく笑っている空間が、開放感あふれるバリのようでした」と感想をいただきました。
めっちゃ嬉しい!
Bagus sekali

!!
これぞ私たちが求めている、配信では味わえないライブならではのパフォーマンスの喜びです。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました

(E)