先日、ジャワ島の影絵芝居の活動をされているAnanto Wicaksonoさん(通称:ナナンさん)と西田有里さんに、スタジオで動物たちの物語の影絵芝居について、レクチャーをしていただきました。
お2人はMagika Mamejika マギカ・マメジカというユニットで活躍されています。
ナナンさんは中部ジャワのジョグジャ出身で、動物たちが活躍するワヤンのスタイルを確立した著名なお祖父さまの技量を受け継ぎ、オリジナルな魅力にあふれた影絵を上演するダランです。
パフォーマンスが素晴らしいだけでなく、ジャワ、バリ、オランダその他の国で得た幅広い体験や知識がとても豊富です。
ギータが使っているゴン・クビャールの鍵板楽器には、それぞれの楽器の片面にRamayana物語の様々な場面、そしてもう片面には、バリでTantri タントリと呼ばれる動物たちの物語の様々な場面のレリーフがはめ込まれています。
細かい木彫り細工もバリの誇る技で、楽器職人にガムランを注文する際に、どうしても両面レリーフで楽器を作りたかったのです。
その分、私たちの楽器は重たいです。
ガムランを演奏するたびに目にするわけで、どんなストーリーの場面なのか、想像してはいましたが・・・
ジャワバリ ハイブリッドワヤンはこれから発展させて、皆さまに披露する企画を立てたいと思っています。
コロナ禍で演奏活動がままならぬ時期が続きますが、メンバー一同楽しく学ぶ機会を持てました。
ナナンさん、有里さん、ありがとうございました。
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