1月末を最後に演奏会の予定が立て続けにキャンセルになり、ライブがほとんど成立しない2020。
通常なら思いつきもしなかったであろう、配信を目指しての動画作成に臨みました。
バリ島のガムランは、実は20種類以上の編成があるらしいけれど、なんといってもゴン・クビャールが花形。
バリ滞在でも、観光ショーやヒンドゥー寺院でのお祭りで目にする機会もずば抜けて多いかもしれません。
楽団・個人であるいは大学や博物館所有で、日本に数多くあるガムランも大多数はゴン・クビャールだと思います。
ギータ・クンチャナが、ゴン・クビャールの演奏や踊りとの共演を披露する活動の傍ら、2013年よりダランの梅田英春さんに指導を受けて精進してきた影絵芝居伴奏のバテルの演奏。
グンデル・ワヤンと鳴り物各種で、ダランからの合図を一瞬で感じ取る必要があり、タイトで密で他のガムランよりも反射神経を使う演奏がスリル満点で楽しい。
それほど知られていないバテルの魅力を、もっと世に発信してもええんちゃうんか~という気持ちで、それぞれの楽器の解説付きの動画にしようと思いました。
スタジオでの解説用の楽器撮影。
単独で演奏するなんて、ほぼあり得ないバリガムラン。
一人で楽器を鳴らすことに、意外にもめちゃくちゃ緊張します。
撮影は、O映像監督。
ビデオカメラの位置や角度を何度も調整しなおすO映像監督。
そして、梅田さんのご協力を得て鴨江アートセンターで影絵とともに撮影しました。
皆に細かく注文を出すO映像監督。
こいつら何してんねん、と興味津々に見ている影絵芝居のお人形たち。
以前、大阪で行った公演の映像も本番映像も、盛り込みました。
『ガムラン・バテルの音世界 』
美しい影絵のシーンとともに、お楽しみください。
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