大阪音楽大学での今年度のガムランの授業、仕上げの演奏です。
楽譜を用いない、音のコミュニケーションに最初は戸惑った学生もいましたが、
失敗しても笑ってよい演奏、とのびのび楽しんで取りくんでくれました。
専攻や学年の違いを超えて、すぐに友達になれるのもこの授業の特長です。
先週習った部分を忘れたら皆で協力して思い出すことを継続し、笑顔の絶えない楽しいクラスでした。
さて、ワイワイと賑やかに衣装を身に着け、気分は南国。
そうは言っても、仕上げ!と思うとやや緊張。
コテカン(速い掛け合いリズム)もバッチリで、アンセル(合図でリズムが変化する)も逃しません。
他の人の出す音に反応しあって、まとまった良い演奏になりました ♪
正しいことを目指すだけが音楽じゃなかったんや~と嬉しい感想ももらいました。
楽譜通りに再現することに日々努力している学生には新鮮な演奏です。
音を楽しむことの原点を感じてもらえたら、なんと指導者冥利に尽きることか。
今年は卒業学年の4年生が中心の受講生たち。
それぞれ羽ばたいていく新しい世界が、明るく開けていますように。
そして、ガムランを叩いて笑い合えた音楽コミュニケーションの経験が何かの役に立ちますように。
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