「バリガムラン以外の音楽家やその他さまざまな分野の魅力あふれる方をお招きして間近で楽しむライブをしたい、おまけに可能な形でガムランとコラボする」というコンセプトで始まりました、ギータ・クンチャナスタジオライブ。
記念すべき第1回目、トップバッターでお願いしたのは、雅びやかなバロックのリコーダー奏者であり、世界にたった一つだけのオリジナルストロー笛を作って演奏される神谷徹さんでした。
物理学に基づいて作られたたくさんの色とりどりのストロー笛を念入りに準備されます。細かい技は外科医のゴッドハンドの手術を思い起させます。
季節感あふれる七夕笛、女子が嬉しいお花が咲く笛、シャボン玉が本当にたくさん舞い上がる子ども大喜びの笛、
ストローとは思えない迫力の音色のひとり4重奏、マサカのひとり輪唱などなど、そのアイデアと多彩な楽曲には皆さん驚きと爆笑の連続でした。
写真ではわかりにくいけど、ウルトラマンが曲の合間に
トントコトットットとコップの底を叩いて可愛らしい合いの手を入れます。
打楽器を兼ねた笛。すごカワイイ♡
真剣な顔で演奏していらっしゃるのが、また笑いを誘います。
出し惜しみ一切なしに、仕掛けについても解説してくださいました。
ものすごい時間のかかる研究の成果により作られた作品の数々を、仙人のような語り口で次々に紹介してくださいました。
アイデアが実を結んだ時には嬉しくて、夜中にご家族をたたき起こして聞かせたくなる、とのお話にまた一同爆笑。
人生を楽しむ達人のお話は、心に爽やかな風を運んでくれるようでもありました。
古典リコーダーの美しい楽曲を聴かせていただいた後には、ジュブラッグとのコラボで井上陽水の名曲に挑戦。
神谷さんのはストローの自作譜面台。ちゃんと折り畳めるのがまた感動!
ガムランは楽譜を使わないので、やむを得ず生きている譜面台^^
柔らかい音色が素敵なハーモニーでした。
そして、皆さまの手拍子と共にお座敷小唄。
レヨンのリズムが、意外にも合う!
もはや笑いながら演奏してしまう。
ラストは、鉄板ネタの はいっ!竹コプター♪
いつもより余分に回っております!
帰る間際にぽそっと、「天才っておるんやねえ、、、」って帰っていかれたお客様。
私も同感です!
(E)
by gitakencana | 2018-06-19 15:09 | 公演報告