5月16日、和泉流狂言師小笠原匡先生作演出の創作仮面劇「MITHRA ミトラ」に、音楽担当で出演しました。
この仮面劇はミトラ神話を基にした物語で、父神の命により地上を治めていた双子の兄弟が争い始め、混沌とした地上にミトラが降臨して鎮魂の舞を舞い、平和をもたらす……という、なかなか壮大なお話です。
曲は、Eの作った短い曲と和太鼓とのコラボ。
和太鼓の黒拍子さんとは久々の共演です。
会場には能舞台が設えられ、私たちのガムランと黒拍子さんの和太鼓がセットされました。
今回は二人だけの出演なので、楽器も少な目です。
役者さんは、小笠原先生の他に、先生のお弟子さんや黒拍子の祝丸さん、インド舞踊のお二人。
仮面はバリとジャワの仮面です。
仮面ももちろん素晴らしいんですが、下に敷いてある袋がまたいいよね~なんて言ってみたり(笑)
役者さんがつけた途端、仮面に表情が出るのがすごいですね。
小笠原先生扮するミトラの仮面は、鎌倉時代古面「田楽翁」の面だそうですが、残念ながら写真がありません。
バリの仮面とはまた全然違う雰囲気の、魂が宿っていそうな面でした。撮らせて貰えば良かった~!
25分の短い劇でしたが、いつもとは違う緊張感の中、楽しく演奏させていただきました。
終演後、「チームミトラ」全員で記念撮影。
(R)